「ホームページを公開して数年経つのに、ネットからの新患がなかなか増えない」
「業者に任せてきれいに作ったはずなのに、問い合わせに繋がっていない」
このように、多くの費用と時間をかけてホームページを運用していても、思うような成果が得られず、集客の難しさを感じている院長先生は少なくありません。
実際には、集客できないホームページの裏には、飼い主さまが来院を躊躇してしまう「見えない原因」が必ず隠れているものです。
そこで本記事では、動物病院のホームページが集客に繋がらない主な原因と、今すぐ見直すべき改善ポイントを具体的に解説します。すでにホームページを運用されている先生が、今のサイトを活かしながら成果を高めていくためのヒントとしてお役立てください。
ホームページを作ったのに新患のお客さまが増えない場合、その理由は大きく分けて2つあります。
それは、「そもそもホームページが見つけられていない(露出不足)」か「サイトを見てはいるけれど、来院しようと思われなかった(内容不足)」かのどちらかです。
ホームページからの来院数を増やすためには、まずは、自院のホームページがどちらの段階でつまずいているのかを知ることから始めましょう。
「露出不足」とは、
・「動物病院 + 〇〇(地名)」で検索したときに、検索結果の上位に出てこない
・病院名で検索しても、他の情報に埋もれてしまっている
など、ホームページが「飼い主さまの目に留まっていない」状態を指しています。
一見すると素敵なサイトだとしても、まずは飼い主さまに見つけてもらわなければ集患にはつながりません。
多くの飼い主さまは、スマートフォンで冒頭のように検索して、最初に出てくる数件の情報の中から検討を始めるため、この「最初の視界」に入ることが集客のスタートラインです。
まずは、飼い主さまが検索しそうな言葉で調べた際、自院が検索結果にどのように表示されるかを確認してみましょう。
せっかく検索で見つけてもらえていても、ホームページを開いた先の中身が魅力的でなければ「別の病院も見てみよう」と、離脱されてしまいます。
自分の求めている内容が無いと判断した場合、大多数のユーザーが、10秒〜20秒程度でページを離れてしまう傾向にあるとも言われており、
・知りたい情報(診療時間や駐車場、得意な治療など)がすぐ見つけられない
・情報の更新が数年前で止まっていて、「今もやっているのか」と不安を感じる
・どこにでもあるような内容ばかりで、その病院ならではの良さが見えてこない
このようなホームページだと感じられた場合、サイトを訪れてくれたとしても、予約や来院という行動には繋がりません。
集客できない原因が「見つかっていない」からなのか、それとも「見た後の情報が足りない」からなのか。
ホームページを効果的に活用するためには、この2つの視点で現状を見直すことが非常に重要になります。
ホームページが見られていても選ばれない大きな理由として、「他の病院との違いがわからない」といった原因もあります。
「できること」をただ並べるだけでは、数ある動物病院の中から自院を選んでもらう決定打にはなりません。
多くのホームページで見かける「内科・外科・予防接種」といった項目は、確かに大切な情報ですが、これだけでは病院の個性が見えてきません。
飼い主さまが本当に知りたいのは、その診療を通して「具体的に何ができるのか」、そしてそれを「どのような想いで行っているのか」という、ペットと飼い主さまを想う姿勢の部分です。
例えば、単に「予防」とだけ書くのではなく、「病気になる前に異変に気づけるよう、身体検査の時間を大切にしています」といった一言を添えるだけで、飼い主様が受ける印象は大きく変わります。
先生方が当たり前だと思っている診療への向き合い方こそが、実は飼い主さまにとっては安心できる大きな要素になっている、ということも少なくありません。
専門的な実績をアピールすることも大切ですが、それをいかに飼い主さまが自分事として捉えられる言葉に変換するかがポイントです。
・「〇〇手術の実績多数」だけでなく「術後の痛みや傷跡を最小限に抑える工夫」を具体的に伝える
・「皮膚科に注力」だけでなく「繰り返すかゆみに悩むペットと、飼い主さまの不安に寄り添う治療」を伝える
など、難しい専門用語の先にいる「ペットと飼い主さまの悩み」に直接応えるような書き方をすることで、端的な情報に寄り添い感が生まれます。
このように、「この病院なら、自分たちの抱えている悩みを解決できる」という姿勢が具体的に伝われば、飼い主さまは「ここに任せよう」と納得し、来院というアクションを起こしてくれるようになります。
今は、大半の人がスマートフォンを常に持ち歩き、何かを調べたいと思ったらその場ですぐに検索する時代です。当然、飼い主さまが動物病院を探すときも、ほとんどの方がスマートフォンを使います。そのため、ホームページの内容がどれほど充実していても、スマホでの「使いやすさ」が損なわれていると、それだけで大きな機会損失を招いてしまいます。
スマートフォンで病院を探している飼い主さまは、「今すぐ連絡したい」「場所を確認したい」という切実な目的を持っていることが多いものです。
・ページを開いてすぐに「電話をかける」ボタンが目に入りますか?
・「地図」や「アクセスページ」へ、迷わず移動できますか?
・文字が小さく読みづらかったり、ボタンが押しにくかったりしませんか?
移動中やペットの様子を見ながら操作している場合、少しでも使いにくいと感じると「別の病院を探そう」とすぐに離脱されてしまいます。まずは、最も基本的な「連絡先」と「病院の場所」がストレスなく調べられるようになっているかを確認しましょう。
画面が表示されるまでに時間がかかったり、知りたい情報がどこにあるか分からなかったりすることも、離脱の原因となってしまいます。
・診療時間や休診日の情報が、パッと見て確認できる位置にあるか
・画像や動画が重すぎて、ページが表示されるまで待たされる状態になっていないか
スマートフォンで見ている際は、パソコンで見ている時よりも「待ってくれない」傾向があります。
必要な情報へすぐアクセスできるような「スマホ視点」の整理が、来院につながるホームページの大切なポイントです。
病院の設備や技術を伝えることはもちろん大切ですが、飼い主さまが最後に背中を押されるのは「誰が診てくれるのか」という安心感です。
特に、動物は言葉を話せないため、飼い主さまは「この先生やスタッフなら、優しく丁寧に診てくれそうか」という点を厳しく見ています。
どれほど立派な外観や医療機器の写真が並んでいても、そこに「人」の気配がないと、どこか冷たい印象を与えてしまいます。
・先生やスタッフが笑顔で接している写真が載っているか
・院長先生の経歴だけでなく、どのような想いで診療をしているのかが書かれているか
・スタッフの紹介など、病院全体の「空気感」が伝わる工夫があるか
こうした「人」が見える情報は、飼い主さまにとって大きな安心材料になります。実際に診察室に入ったときのイメージが持てることで、来院への心理的なハードルはぐっと下がります。
「人」の良さとあわせて、それを支える実績が目に見える形で示されていることも重要です。
・実際の治療事例や、手術などの件数が具体的に紹介されているか
・飼い主さまから寄せられた感謝の声や、よくある質問への丁寧な回答があるか
抽象的に「丁寧な診察」と言うだけでなく、具体的な実績や症例、他の方とのやり取りを示すことで、言葉に説得力が生まれます。「ここなら任せられる」という確信は、こうした事実の積み重ねから生まれるものです。
ホームページは病院の鏡です。画面の向こう側にいる飼い主さまに、病院の「誠実さ」と「温かさ」が伝わる工夫で、しっかりと皆さまの雰囲気を伝えていってください。
今回は、動物病院のホームページが集客に繋がらない原因と、見直すべきポイントについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ホームページは、ただ「ある」だけでは不十分です。飼い主さまに見つけてもらうための工夫(露出)と、選んでもらうための納得感(内容と使い勝手)の両方が揃って、初めて集客の武器になります。
自院の良さが正しく伝わるようにホームページを整えることは、新しい飼い主さまとの出会いを増やすだけでなく、先生が理想とする診療を届けるための基盤となります。
今のホームページを「選ばれるホームページ」へと育てるために、まずはできることから見直してみませんか。
森久保パートナーズでは、動物病院の強みを引き出し、飼い主さまの心に届くホームページ制作・運用をサポートしています。現状のホームページや集客に不安を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
〒243-0018 神奈川県厚木市中町3-11-18 Flos厚木 5F
本サービスは会員限定です。
当社とお取引のある方は、「お取引のある方」より新規会員登録のうえ、各サービスページよりお問い合わせください。
初めてお取引をされる方は、下記「初めてのお取引の方」より、新規会員登録用の事前申請をお願いいたします。
サービスの掲載をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。